Case Study

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中小企業の経営者様や資産家の方々にとって、避けて通れない大きな課題が「相続」と「事業承継」です。これらは単なる財産の移転ではなく、これまで築き上げてきた事業や想いを次世代へとつなぐ、極めて重要なプロセスです。

しかし、準備を後回しにした結果、予期せぬ税負担や親族間でのトラブル(いわゆる「争続」)に発展してしまうケースは少なくありません。今回は、円滑な継承を実現するためのポイントを税理士の視点から解説します。

1. 「争続」を防ぐための遺言書とコミュニケーション


相続において最も避けたいのは、残された家族が対立することです。これを防ぐ第一歩は、「遺言書」の作成です。

遺言書は、誰にどの資産を承継させるかを明確にする法的効力を持った書類です。特に事業を営んでいる場合、自社株や事業用資産が分散してしまうと、経営の意思決定に支障をきたす恐れがあります。後継者にしっかりと経営権を集中させるためにも、遺言書の存在は不可欠です。また、作成に当たっては、家族間で生前のうちに方針を共有しておくという「心の準備」も、円滑な合意形成には欠かせません。

2. 事業承継税制の活用と自社株対策


事業承継において、後継者の大きな負担となるのが**「自社株」にかかる贈与税や相続税**です。業績が良い企業ほど株価が高くなり、その税額も膨大になります。

ここで検討すべきが**「事業承継税制(特例措置)」**の活用です。これは、後継者が非上場会社の株式を贈与や相続で取得した際、一定の要件を満たせば税金の支払いが猶予・免除される制度です。非常に強力な制度ですが、適用には緻密な計画と継続的な報告義務が伴うため、早期に専門家とシミュレーションを行うことが成功の鍵となります。

3. 生前贈与による計画的な資産移転


相続税対策として有効なのが、長期的な視点に立った生前贈与です。暦年贈与(年間110万円の基礎控除)を活用し、時間をかけて資産を移転させることで、将来の相続税額を段階的に抑えることが可能です。

ただし、相続開始前の一期間(現在は7年以内)に行われた贈与は相続財産に加算されるというルール改正もあり、より「早めの着手」が重要視されています。

まとめ:時間は最大の味方である


相続・事業承継対策において、最大の武器は「時間」です。直前になって慌てて対策を講じても、選択肢が限られてしまいます。

  • 現状の資産・株価を把握する

  • 後継者を指名し、育成期間を設ける

  • 最適な特例制度を検討する


これらのステップを5年、10年といったスパンで計画的に進めることで、税負担を最小限に抑えつつ、次世代へのバトンタッチを確かなものにできます。

大切なのは、数字上の節税だけではなく、**「会社をどう存続させたいか」「家族にどうあってほしいか」**という経営者のビジョンを明確にすることです。当事務所では、法的な手続きはもちろん、皆様の想いに寄り添った最適なプランを共に検討してまいります。不安や疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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